kyouの答案

予備試験受験生が悩みながら書いた答案をpdfで(ほぼ)毎日晒していく勉強記録ブログ。答案構成のマインドマップも晒してます。内容も見てもらえたら嬉しいですが、「毎日書いてるね」と思ってもらえるだけで嬉しいです。

このブログの参考文献(憲法編)

私が憲法を勉強する際に参照している参考文献です。

憲法は大苦手科目でして、現時点で書き方とかすらほぼ固まっていません。

そういう訳で他の科目とはちょっと項目立てが異なるのでご了承ください。

①演習書

⑴『事例問題から考える憲法』(有斐閣

解説はあっさりめなので、本当は私みたいな憲法音痴にはあまりよくないんですかね?どうなんでしょう?レベルも決して低くないような気はします。ちなみに私にとっては激ムズです。笑

ただ「本当に今にも起こりそうな」現代的な事件を題材に、有名判例の使い方を考えていける演習書なので楽しく解いてます。

このブログで作成したこの演習書の答案はこちらです。

 

kyoulaw.hatenablog.com

 

⑵『判例から考える憲法』(法学書院

この本はまだ使っていないのですが、⑴の後に触れる予定でいます。

⑶『憲法演習サブノート210問』(弘文堂)

最近、購入してめちゃくちゃ参照している本です。一つの論点につき1pの解説が付されている演習書で、210問という問題数にビビりすぎる必要はないと思います。私が時間に余裕のある初学者なら、絶対これから始めていたと思いますし薦めます。

210問ということもあり網羅的ですし、解説が1pということでその論点の基礎的で重要な部分がギュッと詰まってます。私みたいな憲法音痴は長い詳細な解説を付されても、「今なんの話?」ってなるのですが、この本に関してはそういう心配が不要だと思います。規範に反映させるべき判例の枠組みや文言を端的に載せてくれているので、「答案に判例のどこを書くべき?」と悩んだときにめちゃくちゃ参考になります。

もちろん1pですから説明は端的(〜説を取れば、結論は〜的な)で、用語の定義などは基本書等にあたる必要がありますが、それでもある論点を書く際にどんなことを書けばいいかをまとめてくれているというのはすごく有用な演習書だと思います。

網羅的なので、前記演習書に載ってない部分は書きたいですが、流石に時間の折り合いがつかないと思うので読むだけになるのかなぁ、などとは思っておりますが。

ただ、あくまで論点解説集であり憲法論文の書き方には触れてないので、後述する『読み解く合格思考憲法』などは併用すべきかと思います。

初学者や私のような憲法音痴に向けた本だと思われるので、憲法論文のどの部分(保障の話か、制約の話か、権利の重要性の話か…など)の記述か明示してくれたら、もっとありがたすぎましたが、1pの解説にそれを要求するのは欲しがりすぎってもんですね。

おすすめです。

 

②基礎本

前述の通り、私は憲法は大の苦手科目です。

好き嫌いで言うと好き、けど苦手です。マジで全然よくわかってない気がします。笑

気を抜くとすぐに小論文みたいな答案を作ってしまいます。

ですから、予備試験までの到達目標は「最低限の知識を押さえて、憲法論文らしき答案をつくること」にしてます。

そこで、「最低限これだけは理解する」と言う観点から以下の3冊を丁寧に参照してます。

⑴『憲法の地図』(法律文化社

条文と判例の位置づけを整理するために利用しています。

私が好きなマインドマップを使ってくれるのも個人的には嬉しい。笑

ちょこちょこ気になる判例を継ぎ足したりなどしています。

⑵『読み解く合格思考憲法 改訂版』(辰巳法律研究所

気を抜くとすぐ小論文を書く私の状態は、要は憲法論文の型が身についていないってことだと思っています。そこで書き方に関しては、本書に丸のっかり(ちょっとアレンジもしますが)しています。型に関するの解説が本当秀逸です。初学者には本当におすすめの本です。

⑶『憲法判例の射程』(第2版 弘文堂)の基本解説まで

判例集として。発展解説まで含めると相当高度だと思われるのですが。

私の場合は百選を読んでも、「今読んでる文章が何の話をしてるのか」「で、これを論文でどう書いていくのか」が率直に言って全く理解できません。

そこで、本書の基本解説と⑶の本を判例学習の軸にしています。

 

 

③辞書本(調べ物用)

調べ物をする時の本です。

⑴アガルート総合講義300 テキスト

受講生限定で配布されるテキスト。非常に使いやすいのですが、判例の引用が分厚く現時点の私の実力では手に余ります。そこで、他の科目ではまとめ本で使っている同テキストは憲法では調べ物用として使っています。

あと、ありがたいのはやっぱり出題実績と重問へのリンクがあるんで、「ここの書き方見たいなー」とか「ここって試験出るの?」とかの時にすぐに情報に辿り着けるのが大きなメリットだと思います。

基本的に条文から解説されていて、論点(判例)解説もその文脈の中でされていますから、体系の中での論点の位置付けがわかりやすいです。

使いこなせる人はこれ一本で理論と判例をまとめられそうに思います。

 

⑵『基本憲法1』

憲法答案の添削をしてくれる友人がいまして、その人の説明が本書に依拠してる関係で最近購入しました。

噂には聞いてましたが確かにわかりやすいです。まだしっかり読み込んでいませんが、まとまりはアガルートのテキストよりもいいかもしれないですね。

別の基本書を使っていたのですが、高度過ぎて私には使いこなせず。基本書というジャンルとしてはこちらに鞍替えしました。

 

 

 

④論証集

私はアガルート受講生に配布される論証集を使っています。やはり判例・通説で書いてくれているところが安心です。この記事の作成時点で『アガルート の司法試験・予備試験 合格論証集』シリーズの憲法は市販されていないかもですね。

そこで、アガルートの講座『論証集の使い方』を紹介しておきます。

 

判例集

『精読憲法判例[人権編]』(弘文堂)

ここまで書いた通りの憲法音痴の私には、もちろんオーバースペックな本なのですが。笑

ただ音痴だからこそ、細かいところ読まないとなんにも分からない時がありまして…気になった時に読む本です。普段判例を確認するときはアガルートのテキストか『憲法判例の射程』を使っています。

⑥六法

私は六法的なものはいくつか用意していて、場面や目的で使い分けてます。下のラインナップだとたまに載ってない法律あるんですけど、それは稀ですし、基本的にはググってます。

⑴予備試験用法文

答案作成時用。私のは頂き物で、市販されてないと思います。メルカリとかあるんですかね?他の六法と使い勝手がかなり違うので慣れるために使ってます。ただ、紙質が弱いので、持ち運びや普段使いにはあまり向かないと思います。

法科大学院試験六法

持ち運び用。個人的には結構おすすめです。六法って弁当箱型と言うんですかね、ごつめの直方体じゃないですか。異物感あるんですよね。カバンに入れるとボコってしたり、他の本に折れ目ついちゃうのが私は嫌で。その点、この六法は他の六法より大判でして、大体2cm×14cm×21cmなので、異物感は緩和されてます。紙質も丈夫ですし、大判なだけあって字も見やすいです。ただ、収録されてる法律は少し少なめですね。

⑦『法律学小辞典』(有斐閣、第5版)

この本は意外と使われていませんよね。個人的にはめちゃくちゃ優秀な本だと思うのですが…。用語の定義を端的に知りたい時に大変重宝する本です。