kyouの答案

予備試験受験生が悩みながら書いた答案をpdfで(ほぼ)毎日晒していく勉強記録ブログ。答案構成のマインドマップも晒してます。内容も見てもらえたら嬉しいですが、「毎日書いてるね」と思ってもらえるだけで嬉しいです。

『事例問題から考える憲法』第3問(憲法14条)の答案を書いてみました。

予備試験を目指す運営人が『事例問題から考える憲法』第3問の答案を書いてみました。

当ブログの28通目の答案です。

今回は平等原則の問題でした。色んな自由がありうる自由権に比べると判断枠組み(審査基準)の導出自体はシンプルなんですが、「そもそもどんな区別?」であるとか、あてはめでなんとなくしづらいなぁ…とか素朴なところでつまづいてます。

つまづき加減は後述するとして。

では、よろしくお願いします。

 

(問題文は書籍購入の上、ご確認ください)

目次

【私の答案構成】

⑴答案構成

リンクで飛ぶと拡大できます。ただ、スマホの小さい画面で見ると見づらいかもなので、タブレットやPCブラウザ推奨です。

自分の復習の便宜上、問題提起はピンク(赤?)、理由づけは青、規範は緑、あてはめはオレンジという形で色分けしています。

 

 

⑵答案構成した感想

・ここは区別と書くべき?処分と書くべき?などと考えてるうちに「区別って何?」となり、何度も直してるうちに「ていうか区別って漢字合ってる?」と見事にゲシュタルト崩壊を起こしておりました。

・区別(別異取り扱い)の認定がやはり重要なのであろうと。本書の解説でも「外国人と日本人が区別して扱われていることではなく」(同p20)と注意喚起されてます。『射程』のp98でも、どの区別を争点化するかで結論が分かれるので慎重に設定すべき旨書かれているので、ここは丁寧に書いていく意識は忘れないでおきたいと思ってます。

本文では比較的シンプルでしたが、ここの設定に苦労する問題も多そうですよね。国籍法判決の難しさははそもそも「どの区別が問題になってる?」ってのが、複雑でわかりづらいことにあるんじゃないかと愚考するところです。

・平等原則違反の審査基準の導き方は『合格思考』p38にまるまる乗っかってます。表現は自分の納得しやすいように変えてますが、思考回路はパクリですね。シンプルですし、『射程』の解説とも重なってるんでは?と思ってます。

・区別目的と区別の合理的関連性のあてはめはまだよくわかってないです。必要性・相当性っていう自由権の実質的関連性の基準にひっぱられておりますが、ここをごっちゃにしていいものか悩んでますね。この辺りは答練などの添削で修正できればな、と。

・余談。今回は難民認定の厳しさがXにプラスに働いた(と思う)訳ですが、日本の難民認定の厳しさや入管行政には結構思うところはあります。ウィシュマさんの痛ましい事件もありましたし。個人的には入管関係の裁判には注目してますが…どうなるんでしょうね。外国人の人権享有主体性に関する判例なんか見てると結構難しいんですかね、などと思ったりしますが。

 

こんな感じでしょうか。

近日書きます。

 

⑶こちらの答案構成はmindmeisterというマインドマッピングサービスで作成しています。

マインドマップ

アメリカのサービスなので日本語がちょっと変ですが笑

使いやすいツールなので興味があれば見てみてください。

 

【私の答案】

⑴実際の答案を書く際に作った答案構成です。答案以上に判読不可ですが、まあ、恥を晒すブログなので…。笑

drive.google.com

⑵私の答案はこちらです。

リンクで飛ぶと拡大できます。

書いたものをそのままpdfにしてgoogleドライブで公開していますので、乱筆御免でよろしくお願いします。

drive.google.com

なお、こちらの答案はしたの記事で書き直してます。

 

kyoulaw.hatenablog.com

 

⑶答案を書いた感想

・なんとなく60分でいけるかな?と思って書いたらいけましたね。57分(構成15分、答案42分(15分、11分、14分、2分))でした。憲法書くのに慣れてきましたかね、どうなんでしょうね。

・1p目に15分かかってるので序盤の悠長癖は治っとらんですね、気をつけます。

・3p目に時間かかってるのは、やっぱり、区別と処分の書き分けがようわかりませんでしたねー。「んん?」ってなりながら書いてました。笑 「ていうか、処分そのものが区別なんじゃねーの?」などと悩みながら、もう筆に任せました。単なる開き直りです。内容が伝わるといいんですが…。

・必要かつ相当の部分はちょっと逃げたというか。なんとなく、必要であるが相当ではない、って事案じゃないような気が書きながらしてきまして。そもそもXに関しては必要でもなかったよね、って思って変えました。そもそも必要性と相当性ってなんだ?と根本的なところで観覧したのもありますが。どうなんでしょうか。

・ただ、書きたいことはなんとなく書けたかな?というところ。

 

こんな感じでしょうか。

今回も長文駄文失礼いたしました。

以上です。

【今回の問題に関連する予備校講座】

私が総合講義300を受講していたアガルートでは『事例問題から考える憲法』解析講座 がリリースされてます。

私自身は同講座を受講していないものの、担当講師の方は個別指導でお世話になったことがあります。たしか関西の方で実務家もされていたと記憶しています。テキパキとした語り口で、すごくわかりやすい先生です。

この講座ではプロ講師による答案例も入手できますし、この記事を読んで同書による演習に興味が出た方は受講を検討してみるといいとおもいます。

ちなみに当ブログではこの講座で選題されたものを中心に答案を作成していきます。

【参考文献】

この記事を含めて憲法の論文を作成するにあたっては、以下の記事にある書籍を参考にしています。

 

kyoulaw.hatenablog.com

 

【関連問題】

【このブログの読み方(初めての方用)】

初めての方はこちらをご一読ください。答案を読んでいただく際の注意点などを詳しめに述べてます。ざっくり言うと一受験生が書く答案なので、不正確だし齟齬もあり得ます等々を書いてます。