予備試験を目指す運営人が『事例演習から考える憲法』第26問の答案を書いてみました。
当ブログの30通目の答案です。
サボった期間が長いので達成感より焦りが大きいですが…笑
今回は政教分離原則でした。
(問題文は書籍購入の上、ご確認ください)
目次
【私の答案構成】
⑴答案構成
リンクで飛ぶと拡大できます。ただ、スマホの小さい画面で見ると見づらいかもなので、タブレットやPCブラウザ推奨です。
自分の復習の便宜上、問題提起はピンク(赤?)、理由づけは青、規範は緑、あてはめはオレンジという形で色分けしています。
⑵答案構成した感想
・今まで書いてきた憲法の自由権などの問題に比べて、この論点は個人的には接しやすかったです。それはおそらく制度の趣旨を解釈し、要件(または考慮要素)を出し、あてはめていく作業が今までやってきた民法とかのフローに共通するからなんでは?と推察してます。憲法もそうだよ、って確信がつけばもう少し憲法への苦手意識が克服できるかもしれません。
・目的効果基準については同書解説やアガルートの重問の解説などにあるように金科玉条の要件とは考えずに、(非常に重要ではあるが)考慮要素であるというスタンスを採ってます。空知太神社判例が目的効果基準を明示しなかったのもそう考えるといいんじゃないか?と本書解説(p207)で触れられてますので、参照いただければと。上位規範と下位規範に分けたのはそんな理解を示したつもりです。
・そんなわけでここで要件となるのは「公金支出などにかかる公権力と宗教の関わり合いが、信教の自由を確保するという制度目的との関係で相当といえるかどうか」のみなのかな?と。だから、もしかしたらあてはめのみで示していってもいいのか?とかも考えたりしています。ちょっと怖いですが。書くとどうなるか試してみるかもしれません。わかりません。笑
こんな感じでしょうか。
近日書きます。
⑶こちらの答案構成はmindmeisterというマインドマッピングサービスで作成しています。
アメリカのサービスなので日本語がちょっと変ですが笑
使いやすいツールなので興味があれば見てみてください。
【私の答案】
⑴実際の答案を書く際に作った答案構成です。答案以上に判読不可ですが、まあ、恥を晒すブログなので…。笑
⑵私の答案はこちらです。
リンクで飛ぶと拡大できます。
書いたものをそのままpdfにしてgoogleドライブで公開していますので、乱筆御免でよろしくお願いします。
なお、こちらの答案に関しては以下の記事で書き直してます。
⑶答案を書いた感想
・今回は48分で書きました。構成15分、答案33分(14分、16分、3分)です。
・構成である程度詳細に規範とかあてはめとかを書いちゃったんですけど、書くときに結局直したりして考えながら書いてるんですね。そしたらあんま構成で書くことないんじゃねーか?と。次からは構成ももっと単純にしたいです。
・下位規範は規範では出さずにあてはめで示しました。どうなんでしょう。特に今回は他の事情がないに等しいので、ほぼ規範そのまま書いたような変な手応えです。特に効果のあてはめが微妙なような。
・4の⑶はなんか無駄に書いておるというか…なんか、あてはめを丁寧にするってそういうことじゃねーって書いてる時すら思ってたんですけど、筆が止まりませんでした。
・なんかもう少し事情がある問題でこの論点書いてみたいな、と思う次第。
こんなところでしょうか。
今回も長文駄文、失礼しました。
以上です。
【今回の問題に関連する予備校講座】
私が総合講義300を受講していたアガルートでは『事例問題から考える憲法』解析講座 がリリースされてます。
私自身は同講座を受講していないものの、担当講師の方は個別指導でお世話になったことがあります。たしか関西の方で実務家もされていたと記憶しています。テキパキとした語り口で、すごくわかりやすい先生です。
この講座ではプロ講師による答案例も入手できますし、この記事を読んで同書による演習に興味が出た方は受講を検討してみるといいとおもいます。
ちなみに当ブログではこの講座で選題されたものを中心に答案を作成していきます。
【参考文献】
この記事を含めて憲法の論文を作成するにあたっては、以下の記事にある書籍を参考にしています。
【関連問題】
【この演習書の他の問題の答案】
当ブログで作成した『事例問題で考える憲法』の他の問題の答案リストです。
【このブログの読み方(初めての方用)】
初めての方はこちらをご一読ください。答案を読んでいただく際の注意点などを詳しめに述べてます。ざっくり言うと一受験生が書く答案なので、不正確だし齟齬もあり得ます等々を書いてます。