kyouの答案

予備試験受験生が悩みながら書いた答案をpdfで(ほぼ)毎日晒していく勉強記録ブログ。答案構成のマインドマップも晒してます。内容も見てもらえたら嬉しいですが、「毎日書いてるね」と思ってもらえるだけで嬉しいです。

予備試験憲法(令和3年)の答案を書いてみました。

予備試験を目指す運営人が予備試験憲法(令和3年)の答案を書いてみました。

当ブログの33通目の答案です。

 

本当は過去問演習をやるまでに基本的な知識を勉強するために『事例問題から考える憲法』に目処をつけたかったのですが、進捗がうまくいかず…。まあ、これ自体は私あるあるですが。

しかし、行政法もそろそろ演習書始めたいし、民法・刑法はやらなきゃ問題が多いので少しづつ進めたいのですが、勉強以外のこともあり、なかなかうまくいきませんね。泣き言ですが。

 

さて、予備過去問にあたるには力不足と重々に承知してるんですが、合格した友人が過去にブログにあげた演習書の答案を丁寧に添削してくれたのもあって、最低限ではありますが予備に取り組んでもいい基礎(そもそもそんなものがあるか知りませんが)が出来たんでは?と自分なりに思えたのと。

あと答練も近いので、少しは過去問をやってから受けたいというのもあり。

というか、とっとと過去問やらないととはずっと思ってたので、私焦ってます。(なんかの漫画のセリフの引用なんだけど、なんだっけ…)

 

そんな訳で過去問を書いていきます。

今回は令和3年です。問題文は法務省HPからダウンロードしました。

www.moj.go.jp

 

【私の答案】

⑴雑な感想

いや、やっぱり難しいです。70分を目指しましたが、15分オーバー。筆力含め処理能力が全然追いついてないですね。後述しますが答案構成あたりで結構な事故もあり。制限時間で無理やり収めようかとも思いましたが、初回ですし書きたいことは書いちゃおうと時間は守りませんでした。

さて、以下解答時に思ったことをつらつら述べてますが、過去問演習経験も浅い一受験生の感想ですので、絶対トンチンカンなことたくさん書いてます。それを踏まえてお読みください。

 

⑵私が問題文にした書き込みと答案構成です。過去問の問題文は著作権的に問題なさそうなので掲載します。答案以上に判読不能ですが、まあ、恥を晒すブログなので…笑(作成所要時間26分)

drive.google.com

・まず最初に第6段落を見て、何に答えるのかを確認しました。これは『事例問題から考える憲法』を解いてる時からやってて、それしてからの方が問題文の読み取りがいい気がするんですよね。どうなんですかね。今回は「表現活動を規制する部分」と明示してあったので、21条のたぶん1項の問題なんだろうと思って、これもメモした次第です。

・第1段落。表現活動に関する出題っぽいので、表現関係のワードを拾っていきました。ということで看板、ビラにあたりをつけてチェックしました。あと後述しますが7割という妙に詳細な記述も気になってはいました。

・第2段落の最初で審議会のことがあって、「『事例問題から考える憲法』でこの手の記述見たな、なんだっけ?」と思いつつ、一応チェック。(確認したら問題23でした。けど結局この事情の使い方はよくわかりませんでした…)あとは立法目的と規制手段が示されたのでチェックしました。

・第3段落は広告物の規制(私の答案でいうところの本件規制①)を確認して、第4段落は「ふーん」て読んじゃいました。もっというと「刑事罰もあるし表現規制だし、明確性のことは書かなきゃっぽいけど、まあ軽くでいいべ。実体審査するべ」くらいな感じです。これが多分、後述する事故の一番の原因です。

・第5段落は印刷物の規制(本件規制②)を確認。

・この辺りまでで、10分強使ってました。「やべ」と思って、急いで構成して7、8分てところでしょうか?「さて、書こう」と思ったのですが、ここで「んん?」と思ったことがあって。この時点での私の読み取りでは、本件規制①と本件規制②の大枠(憲法上の保障と制約あり。権利重要、表現中立規制?→中間審査?)があまりに同じでほぼ同じことを書くことになると気づきました。けれど問題文は①と②と規制を二つ明示してるんで、その①と②の区別がない答案なんて求められてるのか?と思いました。ここで思考が固まりました。(以下、本件事故)

・既に15分以上使ってるので、相当焦ってるんですけど。出題意図はもちろん謎な訳ですが、少なくとも答案の上では①と②の違いが示されないといけないと思い、それに使える事情を探すために、第3、4、5段落を読み返しました。そこで第4段落を読み直すと、どうも適用する際の「向上させるもの」という文言の解釈の話してる。でも、ここで語られることは果たして文言だけから一般人に当然に予見できる内容か?と思いました。そこで、想定してたよりももっと明確性の話を強調すべきなんでは?と思いました。この時点で26分経過してたので明確性とだけ答案構成に書きグリグリ丸だけつけて、「あとは書きながら」と答案を書き始めた感じです。この時点では、①広告物規制も実体審査する予定でした。

 

⑶私の答案はこちらです。(作成所要時間59分)

リンクで飛ぶと拡大できます。

書いたものをそのままpdfにしてgoogleドライブで公開していますので、乱筆御免でよろしくお願いします。

drive.google.com

・書き始めたのはいいものの割と答案構成がバグってる状態で時間的にも焦ってるので。何書くかとかようわからんまま、なんかダラダラ書いてしまいました。今と見返すと、1行目〜4行目はわざわざ書かなくてもよかったな、と。せめて結論を先出ししたかったのですが、この時点では私はまだ結論迷ってるので。笑 本当に頭ぐちゃぐちゃな状態のまま書き出してましたね。

・①広告物規制について。(5行目〜35行目)

この辺りは焦ってたので正直あまり覚えてないんですけど。ただ、問題文読んだ時にちょっと引っかかってた「7割」という無駄に細かい数字がふと思い出されて、一般人の理解と紐ずけて論じるような意図?と思いました。

周りの7割の人の広告物を真似すりゃ禁止されないと思ったら、立法担当者Eの話では「単に周りを真似すりゃ禁止にしないよ」以上のことを要求してるように読めたんですね。けど、それって一般のC地区市民は誤解する人も出てくるんじゃない?と思って、こう書きました。というのが一応かっこいい?理由なんですが(そして実際そう考えたのですが)、1ページ目でなんか知らないんですけどさらに20分くらい経過してたので「あ、むり。書面審査で違憲にしよ」と思ったのが、理由のそれこそ7割だと思います。かっこいい理由は考えたものの自信があった訳ではなく、時間に余裕があれば書面審査を通して、実体審査に進んでたと思います。要はただの蛮勇ですね。

超怖かったし、答案戦略としても全く妥当な判断理由とは思えないのですが、それでもこの頃の私は時間内に収めることをまだ目標にしていたので、絶対に実体審査までやる規制②で時間も紙面も使うと思って、泣く泣く書面で違憲にしてしまいました。そして、表現の萎縮効果ってどうすんだっけ?と思いつつ、「時間的にむり!」と思って6行目の21条1項を消したのでした…もはや恐慌状態。

そして後から思い返すと、第6段落の「表現活動を規制する部分」という問いに答えてないのがやばいですね。点が入らない可能性ありますね。泣きそう。笑

書面審査の書き方がまだよく分かってないので、もっと再現答案とか見たほうがいいですね…。

・②印刷物規制について。(36行目〜)

(36行目〜58行目)この辺りは『事例問題から考える憲法』で似た問題を書いてこともあって、割とスムーズだった気もします。もちろん定義の出し方、理由づけなどはめちゃあくちゃ粗い訳ですが。(ここに限らずですけど)

(59行目〜64行目)ここは悩みました。本件事故のせいで、この辺りちゃんと検討せず書き始めてるので。営利表現的なのは許されて、それ以外は許されないという規定ぶりからだけで表現内容規制とまで言っていいのかは自分でも甚だ疑問です。表現内容規制という結論を出すにしても、これはあくまでC地区という場所に紐付けて規制されてるに過ぎないので「表現中立規制に思える。しかし…」みたいな前振りは必須だった気がします。

・裁量と審査基準定立について。(65行目から75行目)

ここも悩みましたが。立法裁量あるような気がしたんですよねー。広狭についてはわからなくて逃げちゃいました。表現規制だから狭め?ん?とかはなんか思ってた気がする。

審査基準を導くまでのフローがまだまだ安定してないですよね。やっぱサボってきた分、地力不足が露呈してる気がします。

・あてはめについて。(76行目から88行目)

立法担当者のEさんの話に突っ込むことしか考えてませんでした。時間は既にオーバーしてましたが、紙面的に余裕がなかったですし。(83行目〜87行目)

紙面不足も私の答案の弱点です。なかなか短くうまく書けない。毎度反省してて嫌になりますが。

Eさんへのツッコミは必要性の話か相当性の話か迷ったんですが、相当性に押し込みました。この辺りも怪しいもんです。

基本的なところがまだまだ固まっていません。

⑷全体の感想

・ここまで読んでくれた人(そんな人いるんか?と思ってますが)には、かなりの混乱状態で書いたのは伝わったと思います。笑

やっぱり予備の過去問は難しいです。解答作成の処理手順、筆力、出題意図の読み取り…などなど全部がグラグラですね。

現時点(2021年10月3日)では、出題趣旨は出てない?ので、なんとも言えませんが、どうであれボコボコにされたというのが正直な感想です。

まあ、でも自分の力が全然足りないことがわかったので、気合も入りました。

ちゃんと復習して安定した答案書けるようにもっと頑張ります。

 

そして、この記事書きすぎですね。笑

合格者の再現答案のコメントかよ、と。お前何様だよ、と。

私の中の自分へのツッコミが止まらなくて恥ずかしくなってきたので、今回は予備過去問演習の記事が初めてなので気合入れちゃいましたが、次からはもっと少なく収めたいです。

 

【復習のまとめ】

ここでは復習内容をまとめます。が、この問題はまだ復習してないので、後日更新します。

 

【今回の問題に関連する予備校講座】

私が総合講義300を受講していたアガルートでは司法試験 | 予備試験 論文過去問解析講座 がリリースされてます。

 

【参考文献】

この記事を含めて憲法の論文を作成するにあたっては、以下の記事にある書籍を参考にしています。

 

kyoulaw.hatenablog.com

 

【関連問題】

 

【予備試験答案リスト】

当ブログで作成した、予備試験憲法の答案リストです。

 

kyoulaw.hatenablog.com

 

 

【その他憲法の答案リスト】

憲法の演習書の答案リストです。

 

kyoulaw.hatenablog.com

 

【このブログの読み方(初めての方用)】

初めての方はこちらをご一読ください。答案を読んでいただく際の注意点などを詳しめに述べてます。ざっくり言うと一受験生が書く答案なので、不正確だし齟齬もあり得ます等々を書いてます。