kyouの答案

予備試験受験生が悩みながら書いた答案をpdfで(ほぼ)毎日晒していく勉強記録ブログ。答案構成のマインドマップも晒してます。内容も見てもらえたら嬉しいですが、「毎日書いてるね」と思ってもらえるだけで嬉しいです。

このブログの参考文献(会社法編)

私が会社法を勉強する際に参照している参考文献です。

ほとんどはスタンダードなものなので説明不要かもですが、一応使ってる感想も軽く添えときます。

①演習書

今は演習書より過去問を優先する戦略で臨んでいるのですが、過去問演習がひと段落したら、論点を潰すために以下の演習書は読んだり、必要と感じるものは書こうかと思っています。

⑴『ロープラクティス商法』(第4版)

網羅的なので、過去問でフォローできない論点を回収するために有益かな?と思って、解説だけでも読むか、重要な問題は余裕があれば答案にしようかな?と思っています。あとは過去問の論点の深掘りって感じでしょうか。

BEXAでも解説講義がされていてとても好評らしいので、過去問演習が上手くいってタイミングがあるなら受講するつもりです。

 

⑵『事例研究会社法』(第4版)

実は過去問を中心に演習するという方針転換の前の第一候補はこちらでした。

というのも、ロープラより問題集録数が少なめで回しやすいと思えましたし、何よりも解説が非常に充実してるので勉強しやすいと思うんですね。

また、基本問題編と発展問題編に分かれてるので初学者でも優先順位もつけやすいと思いました。

ただ、過去問演習を中心にする方針としたので、そことの関係で網羅的なロープラよりも今は優先順位が私の中で一段下がっている状態です。過去問で出た論点の解説は参照すると思います。

もし、過去問の前に一冊どうしてもやりたいという人がいるなら、私はロープラよりこちらを進めると思います。

⑶『事例で考える会社法』(第2版)

紹介するかちょっと迷ったんですが、持ってるので一応ご紹介だけ。

『事例研究会社法』とほぼ同じ問題数で回しやすさはあるかも知れません。また、解答目標時間の設定や一部問題には参考答案も付されているので、学習上の便宜は相当図られていると思います。

ただ、やはり「難しい」という評価が一般的で試験レベルは超えてくるものではないか?と考えています。実は私はこちらの書籍は合格者の友人に頂いたものなんですが、その友人も「難しい」と言ってました。(なお、その人は会社法が勝負科目だったと思います。確認はしていませんが)

そんな感じなので、会社法弱者の私がやるとすれば、過去問を潰し切った後にさらにボコボコにされたいというマゾヒズム根性が顕現した時くらいかなぁ…と思っています。

ただ、予備・司法試験のネタ本疑惑もあるので、直前期にガーっと読むくらいはするかも知れません。

 

 

②まとめ本

⑴アガルート総合講義300 テキスト

受講生限定で配布されるテキスト。テキストとしてはかなり薄くまとまってます。会社法は条文操作が大事な科目で覚えるべき知識のまとめとしてはこのテキストで十分では?と想定しています。商法・手形小切手も入っていますが、短答対策としての記述が充実している感じがします。

あと、ありがたいのはやっぱり出題実績と重問へのリンクがあるんで、「ここの書き方見たいなー」とか「ここって試験出るの?」とかの時にすぐに情報に辿り着けるのが大きなメリットだと思います。

基本的に条文から解説されていて、論点(判例)解説もその文脈の中でされていますから、体系の中での論点の位置付けがわかりやすいです。判例・通説に沿ってるので、まとめ本としての使い勝手は最高だと思います。

⑵ ストゥディアシリーズ『会社法』(第2版)

予備校系統でない入門書・まとめ本ではこちらの本が圧倒的におすすめです。

私はアガルートを受講する前に読んでました。出題実績や重問とのリンクでアガルートテキストに今は鞍替えしてますが、純粋に一冊の本としてのまとまりはこの書籍が素晴らしいと思います。記述もわかりやすいし、「会社法の条文多いよね、大変だよね」という前提で書いてくれているので、初学者の人に大変おすすめです。

予備校系の人も会社法しんどい人は一度読んでみてもいいんじゃないでしょうか。

 

③辞書本(調べ物用)

まとめ本よりも突っ込んだ説明が欲しい時に参照しています。

会社法』(第3版)

ザ・辞書本というか、本当に調べやすくて説明がわかりやすいので気に入ってます。田中亘先生の文章のファンですね。

会社法の基本書としては、他にはリークエ、紅白本、江頭先生の本あたりが有名なんでしょうか?紅白本は中身見てないのでわかりませんが、リークエは私にはちょっと肌に合わず、江頭先生の本は私が見た当時の版では意外と検索しづらかった印象でした(今はわかりません)ので、私はこの本をチョイスしました。

 

④論証集

論証集としてはアガルート 使っています。私は論証をガツガツ覚えるタイプではないので、たまに確認したり、重要なものだけ削って覚えたりぐらいですけれども。

判例集

会社法 判例の読み方』

判例のゆるめの確認はアガルートのテキストに判例の引用が豊富なので、基本的にはそちらを使ってます。

私には百選は分量が多すぎて、また優先順位をつけられないポンコツなので、多分苦手っぽいんですよね。(会社法の百選は有能とも聞くので、もう少し実力がついて取り捨て選択できるようになったら一読したい気もしますが)

そこで使ってるのが、しっかり判例を理解したい時に読んでるのがこちらの判例解説書です。あまり有名ではない?かも知れませんが、マジ大好きです。長所は以下。

・36の重要判例に厳選して、丁寧に深く柔らかく解説している

・関連判例への言及もしっかりされてる

・事例の概要に図がついててわかりやすく、判旨の引用も丁寧。

あたりでしょうか。ソフトな『精読憲法判例』っていうイメージをしてもらえればいいかと思います。

私の場合は判例の分析に手間取るタイプで、しかもちゃんと理解できないとモヤモヤが残る人なのでたくさんの判例をガンガン吸収するよりはこちらの判例解説の方が向いてる気がします。

 

⑥六法

私は六法的なものはいくつか用意していて、場面や目的で使い分けてます。下のラインナップだとたまに載ってない法律あるんですけど、それは稀ですし、基本的にはググってます。

⑴予備試験用法文

答案作成時用。私のは頂き物で、市販されてないと思います。メルカリとかあるんですかね?他の六法と使い勝手がかなり違うので慣れるために使ってます。ただ、紙質が弱いので、持ち運びや普段使いにはあまり向かないと思います。

法科大学院試験六法

持ち運び用。個人的には結構おすすめです。六法って弁当箱型と言うんですかね、ごつめの直方体じゃないですか。異物感あるんですよね。カバンに入れるとボコってしたり、他の本に折れ目ついちゃうのが私は嫌で。その点、この六法は他の六法より大判でして、大体2cm×14cm×21cmなので、異物感は緩和されてます。紙質も丈夫ですし、大判なだけあって字も見やすいです。ただ、収録されてる法律は少し少なめですね。

 

⑦『法律学小辞典』(有斐閣、第5版)

この本は意外と使われていませんよね。個人的にはめちゃくちゃ優秀な本だと思うのですが…。用語の定義を端的に知りたい時に大変重宝する本です。