予備試験を目指す運営人が予備試験民法(平成25年)の答案を書いてみました。
当ブログの47通目の答案です。
引き続き、予備試験の民法も解いていこうと思います。選題は例の如く、アポロさんのブログ(下にリンクあり)の優先順位に沿って、平成25年を選びました。
そして問題文も例の如く法務省HPからダウンロードしました。
【私の答案】
⑴雑な感想
・ダメですね、民法は楽しいですね。笑 なんか変なのめり込み方しそうでちょっと自制したいところです。
・基本的には前掲『実戦演習民法』の解説を先に読んで、それに沿って書きました。…が、著者の古積先生曰く「もはや改正法においては、この問題の解答を作成する意味はほとんどなくなっている。」(同書p70から引用)だそうで、この趣旨から参考答案もないものですから書くか迷いました。
・ただ私としては、古積先生が敢えて参考答案を書く必要はなくとも、受験生が改正法の適用を確認する意味はあると思うし、後に答案構成の項で触れる現場思考の練習の素材としての意義はあるように思えたので、結局書きました。そんな感じで割とイレギュラーな答案作成になったとは思いますので、その点ご承知おきください。
・なお、解説がすごく良かったです。旧法に照らした部分があってそこはある程度読みとばしたのですが、債権譲渡の理解は結構深まった気がします。
⑵私が問題文にした書き込みと答案構成です。過去問の問題文は著作権的に問題なさそうなので掲載します。答案以上に判読不能ですが、まあ、恥を晒すブログなので…笑(作成所要時間18分)
・もしかしたらどっかのタイミングで記事にするかもですけど、私はちょっと民法は論点追うのやめて現場思考(基礎知識と問題文の事情のみから問題を考えること、だと私は思ってる)の力を鍛える方針で行こうかな?と考えているところです。そんな感じで条文と問題文の事情でバッティングしそうな部分を論点化して論述する練習素材として、この問題を使ってみました。
・そのような前提で読んだ本書解説がすごく良かったのですが、特に眼から鱗だったのが免責的債務引受の前に将来債権譲渡がされて当該債権が発生した時点で譲受人がこれを取得した場合、譲渡人をまだ「債権者」(472条2項前段)と扱っていいのか?という問題意識でした。(同書p64)考えたこともなかったんですけど、旧判例法理を明文化したと思われる(違う?)同条が設けられてもなお、ここは問題となりそうだと思いました。ただ、解説にはやや行間があったので理由づけとして468条1項を引っ張ってきました。この辺りも、現場思考の訓練かな?と。この辺りの妥当性・説得力も添削での指導をお願いしたところです。
・あとは将来債権譲渡契約の対象になってる債権に譲渡禁止特約はそもそもつけられるの?ってところ、ここは同書では特に触れられてないのですね、たぶん。(ちなみにアガルートでは当然に認められるみたいな感じだったと思います)
けど、答案構成しながら「ここって問題にならないの?」って気づいて、現場思考の練習として自分なりに広げてみた(58行目〜72行目)のですが!…今、条文見ながらよく考えたら、将来債権譲渡に譲渡禁止特約がつけられることは法はたぶん前提としてますね、466条の6を読む限り(違うかな?)。たぶん、ここは全然問題とならないと思います、だからここの解説見かけなかったのですね。笑
失敗しました。だいぶ恥ずかしい論文ですね。笑
添削出しちゃったよ、「現場思考の練習として書きました!」なんつって、ドヤ顔で。笑
あー、恥ずかしい。笑
まあ、でも、自分で考える練習になったと思うことにします。笑
あんま公開したくなぁ…と思っちゃいましたが、恥を晒すブログなので公開します…。笑
まあ、どうやら本人はそんなことを考えながら答案構成したようです。
⑶私の答案はこちらです。(作成所要時間58分)
リンクで飛ぶと拡大できます。
書いたものをそのままpdfにしてgoogleドライブで公開していますので、乱筆御免でよろしくお願いします。
・なんか、今回は答案構成で結構思考力使って、あとは書くマシーンになってたのであまり覚えてないです。笑
・その割には時間オーバーしてるのが本当考えものですね。答案構成は割と早めに済んだ今回のコンディションで時間オーバーだと厳しいですよね。マジでどうしたものか…。年内はまずたくさん書いてみて、そこでどうにもならないようなら、なんか考えてみます。
⑷全体の感想
・(失敗したこと含めて)今回はいろいろ勉強になりました。笑 もう少し民法の過去問解いていこうと思います。
今回も長文駄文失礼しました。
以上です。
【復習のまとめ】
ここでは復習内容をまとめます。が、この問題はまだ復習してないので、後日更新します。
【今回の問題に関連する予備校講座】
私が総合講義300を受講していたアガルートでは司法試験 | 予備試験 論文過去問解析講座 がリリースされてます。
この講座ではプロ講師による答案例も入手できますし、この記事を読んで同書による演習に興味が出た方は受講を検討してみるといいとおもいます。
【予備試験の参考になるサイト】
最近、こちらのブログを良く参照しています。
(リンクの許可いただきありがとうございます!)
予備試験過去問の優先順位ランクの記事があり、こちらを参考にしつつ過去問にあたるつもりです。
【参考文献】
この記事を含めて憲法の論文を作成するにあたっては、以下の記事にある書籍を参考にしています。
【関連問題】
【予備試験答案リスト】
当ブログで作成した、予備試験過去問の答案リストです。
【このブログの読み方(初めての方用)】
初めての方はこちらをご一読ください。答案を読んでいただく際の注意点などを詳しめに述べてます。ざっくり言うと一受験生が書く答案なので、不正確だし齟齬もあり得ます等々を書いてます。