kyouの答案

予備試験受験生が悩みながら書いた答案をpdfで(ほぼ)毎日晒していく勉強記録ブログ。答案構成のマインドマップも晒してます。内容も見てもらえたら嬉しいですが、「毎日書いてるね」と思ってもらえるだけで嬉しいです。

予備試験刑法(令和元年)の答案を書いてみました。

予備試験を目指す運営人が予備試験刑法(令和元年)の答案を書いてみました。

当ブログの63通目の答案です。

 

この問題については、こちらの書籍で復習していく予定です。

 

また、答案作成後はstudyweb5さんのブログを参考にしてチェックしています。許可いただいてない(というより連絡手段が不明)のでリンクは貼りませんが、もし興味がある人は検索してみてください。すぐ見つかると思います。

問題文も例の如く法務省HPからダウンロードしました。

 

 

【私の答案】

⑴雑な感想

・この答案は実はあるイベント?企画?に提出する用に作成しました。

その提出条件が「本番形式で書くこと」。つまり70分、六法のみ参照ということでしたので、その条件で書きました。最近は判例六法で書いておりましたので、ちょっと心細かったです。笑 けど、それは始めるまでで始めたらもうね、忙しかったので不安どころではありませんでしたが。笑

・そんなこんなで、答案構成と答案の作成時間もメモる余裕はなかったみたいですね。笑 構成は20分を大きくは超えなかったかなー?といううっすらとした記憶しかありません。笑

・そして途中答案でしたので、提出先に示すために答案にその旨を伝えるメモが書かれてますが、こういう事情ですのでそこはあまり気にしないでくださいませ。

 

⑵私が問題文にした書き込みと答案構成です。過去問の問題文は著作権的に問題なさそうなので掲載します。答案以上に判読不能ですが、まあ、恥を晒すブログなので…笑(作成所要時間不明)

drive.google.com

 

・なんというか、民法と刑法の接点が全体のテーマなんかな?と思いました。文書偽造でもそうですし、横領でもそうですよね。民法は(答練の結果は悪いくせに)それなりに好きなので、ちょっと好きな問題かも知れません。ですから、自分の民法の理解と矛盾しないように気をつけながら筋道を考えました。

・刑法はこの問題を解くまでに5年分くらい?過去問を解いてまして(ブログ掲載負債…)、その過程で答案構成の仕方をちょっと工夫してました。(問題文中の)問題になる行為をピンクで示し、それがあたる構成要件の文言は答案構成に書き出してそこで問題になる(論点となる)部分にもピンクを引くって感じにしてます。それで最後に厚く書きたいところをピンクの⭐︎マークで強調した感じです。過去問を何問か解いた個人的な感想としては刑法はとにかく分量が重い印象で、細かく答案構成を組んでる余裕がないです。そこでこの構成の仕方を思いつきました。『文言に引き付けながら簡潔な答案構成』というのを目指した苦肉の策でしたが、今のところ割と気に入ってます。笑 ナンバリングは書きながらのアドリブなので、そこは練習が必要だな、なんて思っているところ。

・内容面

第1、有印私文書偽造と行使

直近であった辰巳答練の対策で苦手な刑法各論は結構意識的にやってました。その一環で文書偽造もアガルートのテキストを読んでたのですが、その解説より『刑法演習サブノート』の安田拓人先生の解説が衝撃的に分かりやすかったですね。アガルートが劣ってるというより、安田先生の解説が素晴らしすぎました。偽造はなんかモヤモヤしてたんですけど、霧が晴れた感じがしました、本当。オススメです。ですから、ここはその解説の理解に沿ってます。(多分、きっと)

けど、そのー…「偽造」って文言が159条1項に二つ出てくるじゃないですか。どっちの文言解釈?って書きながらなりました。笑 意義はどちらも一緒…なんですかね?多分そうなんでしょうね。答案でのあてはめはその辺ごまかしちゃいました。

第2、業務上横領か背任

1、私が最初に刑法各論教わったのは確か大学の先輩(今は合格されてる方)なんですけど、その方が「財産犯は基本背任罪。特に横領になりそうなのは絶対背任罪」という大変粗くも非常に助かるイメージづけをしてくれまして。笑 財産犯の部分は今も「そうか?」とは思うんですが、要は「背任の射程範囲はだだっ広く、特に横領罪が成立しそうなときは基本、背任罪が成立する」ということを強調してくれたのでした。ここの部分は「そらそうですなぁ」と今でも強く印象に残ってて感謝してます。

今はそこから少し自分なりにカスタマイズしていて、「横領が成立しそうだけど成立しない時はこの『横領と背任の区別』の論点を書く」と決めてる感じです。

2、そして、今回は「横領」行為に該当するかが大きな問題になると思い、⭐︎をつけました。

3、結局私は「横領」を否定したので背任成立という結論にしました。

第3、殺人罪

ここいる?って思いましたが。笑 ここで大変重くなりました。笑 遅すぎた?早すぎた?構成要件の実現?ですっけ?笑 論点名を全然覚えられないポンコツなんですけども。これは因果関係と事実の錯誤(故意)だと思ってるんですが、どうなんでしょう?この辺の問題意識の整理が粗い自覚はあるんですが、どうにも手が回らず…総論もしっかり勉強したいですねぇ…

第4、罪数

罪数も理解が微妙なんですよね。とりあえず殺人罪併合罪で区別しました。そして私文書偽造罪と行使罪は牽連犯?これと背任罪が迷ったんですよね。「客体かぶってる?から包括かなぁ…ま、理由づけは書きながら考えよう」と思って、書き始めました。書き終わりませんでした。笑

 

⑶私の答案はこちらです。(作成所要時間不明)

リンクで飛ぶと拡大できます。

書いたものをそのままpdfにしてgoogleドライブで公開していますので、乱筆御免でよろしくお願いします。

drive.google.com

第1、有印私文書罪と行使罪

代理人が介在する時の「偽造」のあてはめはこんな感じにしてるんですけど、あってるんですかね?判例が名義人は(代理された)本人って言ってた気がするんですが…。私もこの理解が割と好きで。民法では代理人は法的効果という意味では透明人間みたいなイメージを個人的には持ってて、それと整合的かなぁ…などと思っているところです。本人の意思が反映されてないから作成人は本人ではない、ってところも民法ぽくて?好きです。この辺は『刑法演習サブノート』の安田先生の解説がホント最高でした。

第2、業務上横領か背任

ここ、たぶん43ー45行目の例示?理由づけ?が不適切で、えらいミスリードな書き方をしちゃいました。本件は二重譲渡ではないので。登記移転行為が「横領」行為であるという結論に繋げるもっといい例示、理由づけ、書き方が本件ではあったんだろうと思います。余裕がなくてごっちゃになってましたね。多分この答案で一番大事なところだったんですけども。反省しかない。

横領罪も『刑法演習サブノート』の、こちらは『実戦演習刑法』の関根徹先生による解説が個人的にはとても分かりやすかったです。

第3、殺人罪

もうこの辺は相当焦ってて、字もやばいし、認定も粗い粗い。笑

やっぱり70分は相当きついですね。実感しました。

これは通用する答案なのか確かめたいので別途添削に出したいところですね。

 

大体こんなところでしょうか。

今回も長文駄文、失礼いたしました。

感想は以上です。

 

【復習のまとめ】

ここでは復習内容をまとめます。が、この問題はまだ復習してないので、後日更新します。

【今回の問題に関連する予備校講座】

私が総合講義300を受講していたアガルートでは司法試験 | 予備試験 論文過去問解析講座 がリリースされてます。

この講座ではプロ講師による答案例も入手できますし、この記事を読んで同書による演習に興味が出た方は受講を検討してみるといいとおもいます。

【予備試験の参考になるサイト】

最近、こちらのブログを良く参照しています。

(リンクの許可いただきありがとうございます!)

予備試験過去問の優先順位ランクの記事があり、こちらを参考にしつつ過去問にあたるつもりです。

aporo104.hatenablog.jp

 

【参考文献】

この記事を含めて刑法の論文を作成するにあたっては、以下の記事にある書籍を参考にしています。

 

kyoulaw.hatenablog.com

 

 

 

【関連問題】

 

【予備試験答案リスト】

当ブログで作成した、予備試験過去問の答案リストです。

 

kyoulaw.hatenablog.com

 

【このブログの読み方(初めての方用)】

初めての方はこちらをご一読ください。答案を読んでいただく際の注意点などを詳しめに述べてます。ざっくり言うと一受験生が書く答案なので、不正確だし齟齬もあり得ます等々を書いてます。