予備試験刑法(平成26年)の答案を書いてみました。
予備試験を目指す運営人が予備試験刑法(平成26年)の答案を書いてみました。
当ブログの67通目の答案です。
予備刑法については、こちらの書籍で復習していく予定です。
選題はいつものようにアポロさんのブログを参考にさせていただきました。(下にリンクあり)
また、答案作成後はstudyweb5さんのブログを参考にしてチェックしています。許可いただいてない(というより連絡手段が不明)のでリンクは貼りませんが、もし興味がある人は検索してみてください。すぐ見つかると思います。
問題文も例の如く法務省HPからダウンロードしました。
【私の答案】
⑴雑な感想
・アポロさんのブログにも書かれてますが、書かなきゃいけないことがめちゃくちゃあるスーパーヘビー級の問題ですよね。刑法は全体的に分量がきつい印象ですが、この問題は特にそう感じました。
・この事件はあれですよね、個人的にはファーゴ事件と呼んでますが(笑)、最決昭和61・11・18ですよね。この判例自体、「お前、止まらねーなー!」と言いたくなるくらい、反規範的態度の塊みたいな人が出てきて、論点盛り沢山の判例と記憶しています。
その論点の形はそのままに、さらに正当防衛や丙の罪責まで盛り込んだこの問題は鬼畜では?と思いました。合格者でも途中答案出てるんじゃないかと推測しますが、どうなんでしょう。
・なお、『ファーゴ』とは「お前なんなん?」ってくらい軽率に犯罪犯しまくる反規範的態度の塊を主人公にしたブラックコメディ?映画です。特にオススメはしませんが、個人的には退廃的な精神活動がどこかエモくて割と好きです。笑
⑵私が問題文にした書き込みと答案構成です。過去問の問題文は著作権的に問題なさそうなので掲載します。答案以上に判読不能ですが、まあ、恥を晒すブログなので…笑(作成所要時間39分)
・構成としては、窃盗→事後強盗→強盗致傷(殺人)が理屈抜きにで言えば一番条文操作しやすいし楽なんですかね。感覚的に私は詐欺な気がしちゃうんですが、窃盗でもいいのでしょうね。判例はどっちもあるよね、って言ってますし。
ただ、事後強盗的な理屈は判例は明確に否定してると思う(つまり、ドミノ倒し的に成立させてない)ので、そこが一番きついところですね。時間がない時用に1pぐらいで一度書いてみたいような気もします。
・ここだけでも重いのに正当防衛がちゃんと事情ありますよねぇ…そして、乙の罪責いる?どう見ても蛇足な気がしましたが。笑
⑶私の答案はこちらです。(作成所要時間62分)
リンクで飛ぶと拡大できます。
書いたものをそのままpdfにしてgoogleドライブで公開していますので、乱筆御免でよろしくお願いします。
・基本的には詐欺(または窃盗)行為と刺突行為に切り分けたら後はすごく大変なことはなかったような…?うーん。
・自招侵害は書かなくて良かったんですかね?書いちゃいましたね。笑
・今にして思えば横領罪はもう少し書くことあった気がするので、甲の罪責の部分をもっと上手く縮めて乙の分量を増やした方が良かったかもですね。
こんなところでしょうか。
今回も長文駄文、失礼いたしました。
感想は以上です。
【復習のまとめ】
ここでは復習内容をまとめます。が、この問題はまだ復習してないので、後日更新します。
【今回の問題に関連する予備校講座】
私が総合講義300を受講していたアガルートでは司法試験 | 予備試験 論文過去問解析講座 がリリースされてます。
この講座ではプロ講師による答案例も入手できますし、この記事を読んで同書による演習に興味が出た方は受講を検討してみるといいとおもいます。
【予備試験の参考になるサイト】
最近、こちらのブログを良く参照しています。
(リンクの許可いただきありがとうございます!)
予備試験過去問の優先順位ランクの記事があり、こちらを参考にしつつ過去問にあたるつもりです。
【参考文献】
この記事を含めて刑法の論文を作成するにあたっては、以下の記事にある書籍を参考にしています。
【関連問題】
【予備試験答案リスト】
当ブログで作成した、予備試験過去問の答案リストです。
【このブログの読み方(初めての方用)】
初めての方はこちらをご一読ください。答案を読んでいただく際の注意点などを詳しめに述べてます。ざっくり言うと一受験生が書く答案なので、不正確だし齟齬もあり得ます等々を書いてます。