予備過去自主答練の添削結果(平成24年)
今やってる予備過去自主答練は予備経由の司法試験合格者に本番想定評価を含めた簡易版の添削をしてもらってます。
あくまで簡易版としての添削だし初見でない問題も多く混じるのですが、それでも結果は結果として勉強記録なのは間違いないし、また読者の方にとってもこのブログ見る際のなんかの目安になるかな?と思って返却された分は評価を晒していきたいと思います。もちろん自分の反省、振り返りのため、そして被監視効果が主眼です。
今回は初回。先々週末に解いた平成24年分です。
- 公法系
- 刑事系
- 民事系
- 実務基礎
- 全体の反省
- 【今回の問題に関連する予備校講座】
- 【予備試験の参考になるサイト】
- 【参考文献】
- 【関連問題】
- 【予備試験答案リスト】
- 【このブログの読み方(初めての方用)】
公法系
憲法
評価B
初めての統治の問題だったので不安もありましたが、なんとか。
でも、添削内容を見ていくと講学的な部分、判例的な部分でまだ伸ばせるのかな?とは考えているところです。
行政法
評価C
あまり自覚はなかったのですが、具体論と抽象論がごっちゃになってしまっていたようです。確かに行政法は個別法そのものをあてはめるので、起こりがちなミスの気がします。自覚する良いきっかけになりました。
あとは判例の知識の不正確さ、そして答案の型(思考プロセス)としてまだおぼつかないところを指摘されました。
刑事系
刑法
評価B
要件の定義→あてはめの流れの指摘を受けました。定義の出し忘れ、事実の評価し忘れなどですね。時間との兼ね合いも確かにあるのですが刑事系では特に注意していきたいです。息を吐くように法的三段論法を書けるようにしたいところ。
あとは過失犯の義務の特定をしていない点を指摘されました。ここは「ま、これくらいでいっかな」と考えてたのをなんとなく覚えていて、やはりバレてしまいますね…こういう時にどうも緩んでしまいます。悪癖。
刑訴
評価C
強制処分という基本的な部分の理解の甘さが露呈してしまいました。理論としての構造、書き方、どちらもまずいという評価。強制処分は自分なりには理解してる気がしたのですがまだまだ甘いみたいです。刑訴のいわば始まりにして真髄みたいな範囲ですから、これを機にしっかり勉強しなおしてみます。
民事系
民法
評価B
わりかし理論的な問題なので、指摘はやや少なめな気がします。
条文に根付いた論理展開をもっと心がけるべきでした。
商法
評価B
内部的意思決定の欠缺について原則有効が判例の立場なんですけど、私どうも逆で頭に入ってるみたいで。実は別の添削でも同じミスをしてしまったことがあって、今回の添削ではそこまで大きく問題視されてなかったですけど、個人的には結構根深い勘違いな気がします。腹落ちするまで理解しないと本番では致命傷になりかねないです。
あとは手形行為で余事記載を指摘されました。バランスが難しいです。
民訴
評価A
先決関係を認め既判力を作用させた点を高く評価されました。この問題文ではやはり作用場面がかなり大きなポイントだったのだと思います。
一方で論理矛盾も。後訴の相殺の主張を114条2項から250万円に縮小して考えるのであれば、そもそも後訴と前訴の既判力の抵触は起こらないはず。にも関わらず時的限界を漫然と書いたのは論理的に矛盾しているとのことでした。もうぐうの音も出ません。笑
実務基礎
今回は提出していません。今後、添削受ければ追記します。
全体の反省
A1つ、B4つ、C2つですか。今の時期ならまあまとも言えるし、初見でないことを考えるともっと取れないとダメだよねとも言える微妙なところです。
まだまだこれからですね。がんばります。
【今回の問題に関連する予備校講座】
私が総合講義300を受講していたアガルートでは司法試験 | 予備試験 論文過去問解析講座 がリリースされてます。
この講座ではプロ講師による答案例も入手できますし、この記事を読んで同書による演習に興味が出た方は受講を検討してみるといいとおもいます。
【予備試験の参考になるサイト】
最近、こちらのブログを良く参照しています。
(リンクの許可いただきありがとうございます!)
予備試験過去問の優先順位ランクの記事があり、こちらを参考にしつつ過去問にあたるつもりです。
【参考文献】
この記事を含めた参考文献の紹介です。
【関連問題】
【予備試験答案リスト】
当ブログで作成した、予備試験過去問の答案リストです。
【このブログの読み方(初めての方用)】
初めての方はこちらをご一読ください。答案を読んでいただく際の注意点などを詳しめに述べてます。ざっくり言うと一受験生が書く答案なので、不正確だし齟齬もあり得ます等々を書いてます。