kyouの答案

予備試験受験生が悩みながら書いた答案をpdfで(ほぼ)毎日晒していく勉強記録ブログ。答案構成のマインドマップも晒してます。内容も見てもらえたら嬉しいですが、「毎日書いてるね」と思ってもらえるだけで嬉しいです。

予備試験刑事訴訟法(平成30年)の答案を書いてみました。

予備試験を目指す運営人が予備試験刑事訴訟法(平成30年)の答案を書いてみました。

当ブログの62通目の答案です。

 

今回解いた平成30年と次に解いた平成28年はイレギュラーな形、というかむしろ正統な形なんですが、刑事計1科目の形で解きました。つまり刑法との2科目を140分目標で解いてみたのですね。

予備の過去問は大体3回は解きたいと思っているのですが、そこで思ったのは「予備レベルの問題2問を初見で解く」という経験が意外にないな、と。

答練はもちろんいい機会なんですが、やはり予備試験とどこか手触りが違うんですよね。

何が?と言われると言語化できないんですが。

それで、ちょっとお試しで2科目でやってみました。

 

こちらの書籍で復習していく予定です。

 

選題はいつものようにアポロさんのブログを参考にさせていただきました。(下にリンクあり)

また、答案作成後はstudyweb5さんのブログを参考にしてチェックしています。許可いただいてない(というより連絡手段が不明)のでリンクは貼りませんが、もし興味がある人は検索してみてください。すぐ見つかると思います。

問題文も例の如く法務省HPからダウンロードしました。

 

 

【私の答案】

⑴雑な感想

・2科目通してやってみて思ったのはやっぱ頭のスタミナというんでしょうか、持久力がまだまだ足りないというか。最後まで思考がもたないですね。けれど、やってみて良かった気もしました。今回も判例六法でカンニングはしてますから本番とは程遠い環境なんですが、うっすらと本番での時間感覚とか必要なことだとかが明確になった気がしました。

 

⑵私が問題文にした書き込みと答案構成です。過去問の問題文は著作権的に問題なさそうなので掲載します。答案以上に判読不能ですが、まあ、恥を晒すブログなので…笑(作成所要時間13分)

drive.google.com

・2科目同時にやって良かったことの一つが、ちんたら答案構成しなかったです。まあ、ちゃんとした人はこんなこんなんしなくてもちんたらやらないんでしょうが、私はちゃんとしてないので。笑 答案構成で必要最低限のことし書かないっていう当たり前のことがなかなかできませんでしたが、2題解くっていうプレッシャーが私には大事だったのかも知れません。2題合わせて答案構成は34分で済みました。その後解いた平成28年は2題で49分とまたかなり使ってるんですが、その後解いた令和1年刑法は70分で相当書けたりしたので、前よりは処理速度がかなりマシになってきてる感覚があります。この波にはうまく乗りたいところ。

・内容面

第1、設問1

1、ここは「捜索に至らない程度」あたりはすぐ出てきたので楽でした。今回の答案構成が早かったのはそもそも判例六法の判例をあまり見てなかったからだと思います。それはつまり(科目にもよるのかもですが)知識さえ身につけば、本番でも時間面では戦えるということな気がしますので、結構インプットのモチベーションが上がりました。そういう感覚が拾えたのは儲け物でした。

2、下線部①。割とあっさり適法にしました。

3、下線部②。下線部見てちょっと笑っちゃいましたよね。めちゃめちゃ違法やん?と笑 すっごい捜索だし、羽交い締めしちゃって。これ、でも今、問題文読んで気づいたんですけど、Pの主観面の「凶器の可能性が低い」という事情が「凶器の可能性が高い」だったら、感覚的にはアリ寄りになってた気もするんですよね。もちろん服の中に手を突っ込んでるのは捜索っぽいんでなんかしらの理屈は必要になると思うんですが、凶器らしき物を隠し持ってる人をそのまま野に放つのも、令状取れるまで悠長にしてるのも変な感じはするので。その辺り気づいたら、この事情ももっとうまく使えた気がします。多分、今回スルーしちゃいましたね。課題です。

第2、設問2

1、ここはなんとなく最後の証拠意見を導入にしてみました。アガルートの刑事実務の講座でこの辺やった気がするなー全然覚えてねーなーとか思いつつ。ちょっと妥当性は謎です。ここには「適法でないと証拠能力なし」と適当なことを書いてますが、書く段階で「異議があろうとなかろうと違法なら基本あかんやろ」と思って答案ではちょっとボカしてます。

2、違収排ですね。

⑴排除法則がめちゃくちゃ妥当すると思いまして、まず普通に切りました。

⑶としてますが⑵ですね。現行犯「逮捕の現場」ってことで正当化できないすかね?みたい流れにしてみました。

 

⑶私の答案はこちらです。(作成所要時間64分)

リンクで飛ぶと拡大できます。

書いたものをそのままpdfにしてgoogleドライブで公開していますので、乱筆御免でよろしくお願いします。

drive.google.com

・まあー、長いです。答案書くのは相変わらず遅いですね。なんとなく刑訴の違法性って論理展開が大事というか、数珠つなぎ的なイメージなんですよね、個人的には。他の場面ではいいけど、流れ次第でアウトみたいな?そういう展開を適切に書くには私にはまだ丁寧さが必要で、そこをスムーズに書けるように流れを身体化するのが次の目標な気がしてます。要は練習が必要なんじゃないかな、と。

・細かくは色々あるんですけど。個人的には法定されてる強制捜査も結局は①意思に反して②重大な権利を制約、という二つの要素があるんだわな、とある意味当たり前のことをこの問題で気づきました。それが捜索やら検証やら逮捕やらでそれぞれ違う顔を出してるってことなんでは、などと。それぞれの特徴や判例がちゃんと入ってないクソペーペーの私はまだ上記①、②の表現に引き寄せて書いてあてはめしていくしか出来ないんですけど、その辺りのバリエーションを判例の整理をしながら身につけたいな、と思っているところです。

 

こんなところでしょうか。

今回も駄文長文失礼いたしました。

感想は以上です。

 

【復習のまとめ】

ここでは復習内容をまとめます。が、この問題はまだ復習してないので、後日更新します。

【今回の問題に関連する予備校講座】

私が総合講義300を受講していたアガルートでは司法試験 | 予備試験 論文過去問解析講座 がリリースされてます。

この講座ではプロ講師による答案例も入手できますし、この記事を読んで同書による演習に興味が出た方は受講を検討してみるといいとおもいます。

【予備試験の参考になるサイト】

最近、こちらのブログを良く参照しています。

(リンクの許可いただきありがとうございます!)

予備試験過去問の優先順位ランクの記事があり、こちらを参考にしつつ過去問にあたるつもりです。

aporo104.hatenablog.jp

 

【参考文献】

この記事を含めて刑法の論文を作成するにあたっては、以下の記事にある書籍を参考にしています。

 

kyoulaw.hatenablog.com

 

【関連問題】

 

【予備試験答案リスト】

当ブログで作成した、予備試験過去問の答案リストです。

 

kyoulaw.hatenablog.com

 

【このブログの読み方(初めての方用)】

初めての方はこちらをご一読ください。答案を読んでいただく際の注意点などを詳しめに述べてます。ざっくり言うと一受験生が書く答案なので、不正確だし齟齬もあり得ます等々を書いてます。