kyouの答案

予備試験受験生が悩みながら書いた答案をpdfで(ほぼ)毎日晒していく勉強記録ブログ。答案構成のマインドマップも晒してます。内容も見てもらえたら嬉しいですが、「毎日書いてるね」と思ってもらえるだけで嬉しいです。

予備試験商法(平成25年)の答案を書き直してみました。

予備試験を目指す運営人が予備試験商法(平成25年)の答案を書き直してみました。

当ブログの98通目の答案です。

 

今回は以下の記事の書き直しなんですが、実は昨日添削から返ってきたものです。

そしたら、添削史上初の本番想定E評価を頂きまして…

自分の中では書き続けた分、少しは上手くなってるのかな?と思ってたのでめちゃくちゃショックで。このプチ直前期ですしね。

それで、昨日はまあ…しなびてたんですが笑

ただ、そのうち悔しくなって眠れず…実は徹夜で書き直したのでした笑

絶対良くないんですけどね、徹夜とか。けど、性格が多分負けず嫌いなのかなぁ…と自分では思ってます。

 

まずかった点や修正した部分は後ほど詳しく。

 

kyoulaw.hatenablog.com

 

問題文も例の如く法務省HPからダウンロードしました。

 

 

【私の答案】

⑴雑な感想

E評価を頂いたので色々指摘はあったのですが、概ね「基本をおざなりにしている」でした。

条文引用が雑、法的三段論法が雑、規範が不正確、事実を並べているだけで評価してない、趣旨から考えていない…などですね。つまり「これは法律論文ではない」という評価でした。

インプット後行したので規範の不正確さは以前から指摘されていたのですが、他は私は結構、答練でも添削でも評価いただいてたポイントで。そこがゴッソリ抜けた答案になっていたので、今にして思えばE評価は当たり前なのかな、と。

もちろん私としても単に適当になっていたわけではなく、時間と枚数の制限の中で出来ることを目指す中での試行錯誤の過程である、という思いはあったのですが、そんなものは書面審査の論文試験では関係ないわけで。私がどう思っていようが、答案に現れているのが全てなんだという当たり前のことを実感しました。

そこで、もう一度基礎に立ち返って、久しぶりに「趣旨から考えて、法的三論法を組み、事実を自分なりに評価し、規範はまあ不正確だけど自分なりに丁寧に示し」て書き直した感じです。

 

⑵私が問題文にした書き込みと答案構成です。過去問の問題文は著作権的に問題なさそうなので掲載します。答案以上に判読不能ですが、まあ、恥を晒すブログなので…笑(作成所要時間記録なし)

drive.google.com

「拾うべきポイントは拾えていて勉強自体は進んでいる印象」的な添削コメントを頂いていて、今回は論点がどうの構成がどうのではなくあくまで書き方の問題でした。

ということで、ここは割愛。

 

⑶私の答案はこちらです。(作成所要時間記録なし)

リンクで飛ぶと拡大できます。

書いたものをそのままpdfにしてgoogleドライブで公開していますので、乱筆御免でよろしくお願いします。

drive.google.com

・なんというか最近は時間制限や枚数制限という試験としての制約に意識がいき過ぎてて、「そもそも法律論文とは?」みたいな視点がゴッソリ抜けてました。そこで本当に基本から立ち返って、「この条文の趣旨はなんだろう」とか「どうしてこの規範が導けるんだろう」とか「なぜこの事実はこの要件に該当するんだろう」とか、本当に論文書きはじめの頃に抱いていた素朴な観点から自分の答案を点検して、それを文字に表しては修正してを繰り返して答案を作成しました。ただ、なんていうんでしょう。最近答案を書くのが作業的になってたというか、どこかで飽きてたんですけど、初心になってみるとやっぱり法律はおもしれーなーと思いましたね。笑

・直したポイントは多々あるのですが、やはり「趣旨から丁寧に規範を導き、事実を評価してそこにあてはめる」という、法的三段論法の基本中の基本を自分なりに改めてこだわってみたことでしょうか。今まで書いた答案の中で一番話を繋げて書けた気がします。

 

これを今朝七時くらいに提出したら、なんと2時間で返却いただきまして。

先生も修習があって忙しいのに。正直「アツい」って思いましたね。

本当に心から感謝してます。

 

頂いたのは本番想定B評価でした。Aじゃないのがちょっと悔しいのが私の悪いところですが。笑

もちろん、まずい所もありました。

説明義務違反の例外の指摘、裁量棄却の「重大」のあてはめで着目すべきポイント、26・27行目の規範は使う所が間違っている、「実質的に競争関係にある」の解釈、28ー35行目はやはりまだ法的三段論法が崩れている…などなど。直すところは沢山あります。

けど、「かなり印象がよくなった」というコメントはやっぱり嬉しかったし、改めて基礎に忠実な論文を書くことの大事さを認識できた結構思い出になりそうな答案になりました。

先生は多分はこのブログ見てないんですが、本当に頭が上がりませんね。メッセージ上のやりとりしかないですけど。ずっと気にしてくれてる友人に対してもそうですけど、もし受かったら先生にとんでもない速さで報告してお礼が言いたいと思っています。

そのためには頑張って受からなきゃ、と改めて思ったのでした。

 

若干センチメンタルな記事なりましたが。笑

改めて頑張って行きます。

 

こんなところでしょうか。

今回も長文駄文、失礼いたしました。

感想は以上です。

 

【復習のまとめ】

ここでは復習内容をまとめます。が、この問題はまだ復習してないので、後日更新します。

【今回の問題に関連する予備校講座】

私が総合講義300を受講していたアガルートでは司法試験 | 予備試験 論文過去問解析講座 がリリースされてます。

この講座ではプロ講師による答案例も入手できますし、この記事を読んで同書による演習に興味が出た方は受講を検討してみるといいとおもいます。

【予備試験の参考になるサイト】

最近、こちらのブログを良く参照しています。

(リンクの許可いただきありがとうございます!)

予備試験過去問の優先順位ランクの記事があり、こちらを参考にしつつ過去問にあたるつもりです。

aporo104.hatenablog.jp

 

【参考文献】

この記事を含めて商法の論文を作成するにあたっては、以下の記事にある書籍を参考にしています。

 

kyoulaw.hatenablog.com

 

 

 

 

【関連問題】

 

【予備試験答案リスト】

当ブログで作成した、予備試験過去問の答案リストです。

 

kyoulaw.hatenablog.com

 

【このブログの読み方(初めての方用)】

初めての方はこちらをご一読ください。答案を読んでいただく際の注意点などを詳しめに述べてます。ざっくり言うと一受験生が書く答案なので、不正確だし齟齬もあり得ます等々を書いてます。