kyouの答案

予備試験受験生が悩みながら書いた答案をpdfで(ほぼ)毎日晒していく勉強記録ブログ。答案構成のマインドマップも晒してます。内容も見てもらえたら嬉しいですが、「毎日書いてるね」と思ってもらえるだけで嬉しいです。

予備試験行政法(平成23年)の答案を書き直してみました。(1回目)

予備試験を目指す運営人が予備試験行政法(平成23年)の答案を書き直してみました。(1回目)

当ブログの64通目の答案です。

今回は以下の記事で書いた過去問を書き直します。

 

kyoulaw.hatenablog.com

 

刑事系のブログ未掲載答案がすごいたまってるんですが…笑

ただ、ブログ更新に合わせてもいられないので先にも進みます。笑

答練のスケジュール的には次は民事実務基礎科目なんですが、その前に別のところに行政法の過去問を本番形式で新しく書いて提出予定なのですね。でも行政法はそもそも3通ぐらいしか書いてないし、1ヶ月以上間が空いてるので、まずは前に書いたのを書き直してどんな科目か思い出そうってことでやってみました。提出予定の過去問はどんな問題かまだわからないのですが、とりあえず処分性と原告適格の答案書き直して、他の年度も何通か書いて臨もうかな、と思ってます。

ってことでまずは処分性の問題として平成23年をやります。

 

答案作成後はstudyweb5さんのブログを参考にしてチェックしています。許可いただいてない(というより連絡手段が不明)のでリンクは貼りませんが、もし興味がある人は検索してみてください。すぐ見つかると思います。

問題文も例の如く法務省HPからダウンロードしました。

 

【私の答案】

⑴雑な感想

 前回書いた時は123分かかったんですね。ただ、添削に出したら予想外の高評価をいただきまして。ですから、今回は前で出来ていたことをしっかりとできるように、かつ、時間を早く、無駄なことを書かないように、という目標で書きました。

 

⑵私が問題文にした書き込みと答案構成です。過去問の問題文は著作権的に問題なさそうなので掲載します。答案以上に判読不能ですが、まあ、恥を晒すブログなので…笑(作成所要時間25分)

drive.google.com

行政法はやっぱ解き慣れが大事な気がしましたねー。やっぱりその問題特有の条文を処理するので、この辺りは技術も結構ある気がします。

・処分性の定義(他には刑法各論の構成要件とか)は外出してる時とかにブツブツ唱えたりしてるヤベーやつなんで、割とすぐに出てきました。

・38条で準用される条文をバーっと書き写しました。笑 皆さん、これ覚えてるんだろうか…私絶対覚えられないんですが…

・内容面

設問1

書きながら思ったんですけど、この問題で通知については触れなくて良かった気もするんですよね。というのも、出題には「Aが乙町長の同意を得ないで工事を開始した場合に…」とあるんで、中止勧告・中止命令・公表だけ述べれば足りた気がします。この手の無駄は省きたいな、というところ。公表に弁明がついてることを指摘して処分性を肯定したことは前の添削でかなり褒められて、そこは生かしました。

たしか前の答案では同意決定の処分性から対になる不同意決定の処分性を補強してたと思うんですが(これ自体は『基礎演習行政法』か『実戦演習行政法』で学んだ話)、これは他に処分性を認める事情がないとか微妙な事例で使うのかな?と思って。今回は公表に弁明がついてるという事例の特殊性を使って処分性が肯定できるので、そこを優先して他はカットしていい気がしました。

設問2

構成迷ったんですよねー。構成段階では、申請型義務付け訴訟と取消訴訟の併合提起を先に述べて、その後それぞれの被告適格や訴訟要件、ていう流れにしたんですが。これの方が答案としてはスッキリする気もするのですが。ただ、正確には申請型義務付け訴訟の訴訟要件が取消訴訟との併合提起な気がしてて、その一環で取消訴訟を検討するのが条文の構造からして適切なんじゃないかと思ってます。で、答案でやっぱり直して。爆死しました。笑

 

⑶私の答案はこちらです。(作成所要時間55分)

リンクで飛ぶと拡大できます。

書いたものをそのままpdfにしてgoogleドライブで公開していますので、乱筆御免でよろしくお願いします。

drive.google.com

・10分オーバーでした。前は80分かかってたのでだいぶマシではあるんでしょうが、書き直しですからね。もう少し早くしたかったところ。

・内容面

設問1

書いてて思いましたが、処分性の規範出してるんですが、その後のあてはめと文言としてつながってない気がしてるんですよね、あくまで形式的な話ですが。もちろん処分性がわかってる人には(多分)伝わる内容ですし、採点者にも(多分)伝わる内容ではある気がするんですが…ただ、それってなんとなく採点者に甘えてる?というか、不誠実?な論文がして、なんだかなーと思っているんですよね。この辺りは再現答案をもっと読んでみようと思います。

設問2

答案構成と書き筋を変えてその場で書いたもんだから混乱してよく分からなくなって、大バツ付けてますね。(54ー58行) 

併合提起の書き方は自分なりに固めとこうと思いました。

まあ、全体的に前にかなり丁寧に書いた答案より粗いんですが、時間内での答案作成を目指すとどこかを粗くせざる得ないってところだとは思ってます。どこをちゃんと書き、どこを粗く済ませるかのバランスは受験生である限りはずっとついて回る問題なのかな、などと思っているところです。

こんなところですかね。

今回も長文駄文、失礼しました。

感想は以上です。

 

【復習のまとめ】

ここでは復習内容をまとめます。が、この問題はまだ復習してないので、後日更新します。

【今回の問題に関連する予備校講座】

私が総合講義300を受講していたアガルートでは司法試験 | 予備試験 論文過去問解析講座 がリリースされてます。

この講座ではプロ講師による答案例も入手できますし、この記事を読んで同書による演習に興味が出た方は受講を検討してみるといいとおもいます。

【予備試験の参考になるサイト】

最近、こちらのブログを良く参照しています。

(リンクの許可いただきありがとうございます!)

予備試験過去問の優先順位ランクの記事があり、こちらを参考にしつつ過去問にあたるつもりです。

aporo104.hatenablog.jp

 

【参考文献】

この記事を含めて憲法の論文を作成するにあたっては、以下の記事にある書籍を参考にしています。

 

kyoulaw.hatenablog.com

 

【関連問題】

 

【予備試験答案リスト】

当ブログで作成した、予備試験過去問の答案リストです。

 

kyoulaw.hatenablog.com

 

【このブログの読み方(初めての方用)】

初めての方はこちらをご一読ください。答案を読んでいただく際の注意点などを詳しめに述べてます。ざっくり言うと一受験生が書く答案なので、不正確だし齟齬もあり得ます等々を書いてます。